熱中症のメカニズム デジタルキャリアラボ新宿オフィス 就労継続支援ブログ

6月も終わり7月に入りました。いよいよ夏本番、というよりもすでに先月から猛暑日の日もありましたね。これから増々暑くなることが予想されます。熱中症で搬送されている方もいらっしゃるため気を付けていきたいですね。熱中症はこの時期になると良く耳にする言葉ではありますが、どういうメカニズムで熱中症を引き起こしているか、皆さんご存じでしょうか。今回は熱中症のメカニズムと対策、予防法についてまとめておりますので参考にしていただけますと幸いです。

まずは熱中症発生のメカニズムを知り、自分にどれだけ熱中症のリスクがあるのか理解することが必要です。

熱中症発生のメカニズム
始めに熱中症発生のメカニズムについて理解をしましょう。人の体は運動や仕事などで体を動かすと、体内で熱が作られて体温が上昇します。体温が上がった時は汗や、体の表面から熱を逃がすことによって体温を調節しています。平常時はこの体温を調節する機能がうまく行われているため、人の体温は36℃か37℃に保たれています。しかし、気温や湿度が高い環境で激しい運動を行うと、体内で作られた熱をうまく外に逃がすことができなくなります。そのような環境の下でいつも以上の運動や活動を続けると、体がどんどん熱くなり、汗をかいて体の水分や塩分が減っていきます。そうなると、体内の血液の流れが悪化し、体の表面から空気中に熱を逃がすことができなくなり汗もかけなくなります。このように体温の調節がうまくできなくなると、体の中に熱がたまって体温が上昇します。
脳を含む重要な臓器は、37℃以下で一番うまく働き、体温が高くなると機能しにくくなります。汗をかいて体から水分が減少すると、筋肉や脳、肝臓や腎臓などに十分に血液がいきわたらなくなるため、筋肉がこむら返りを起こす、意識を失う、肝臓や腎臓の機能が低下します。こうして体の調子が悪くなって熱中症が引き起こされます。

熱中症になりやすい人
熱中症の発生には体調や健康状態が影響します。体調が悪い時、体温調節機能が弱っている時は、いつもより熱中症の危険性が高まるため、自分の体調や環境を確認しましょう。また、小さな子どもや、喉の渇きが感じにくくなる高齢者なども熱中症になりやすいので注意が必要です。

熱中症になりやすい人の特徴についてまとめました。
・脱水状態にある人
・高齢者・乳幼児
・からだに障害のある人
・肥満の人
・過度の衣類を着ている人
・普段から運動をしていない人
・暑さに慣れていない人
・病気の人、体調の悪い人

熱中症の症状は以下の通りです。
・めまいや顔のほてり
・筋肉痛や筋肉のけいれん
・体のだるさや吐き気
・汗のかきかたがおかしい
・体温が高い、皮膚の異常
・呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
・水分補給ができない

めまいや顔のほてり
めまいや立ちくらみ、顔がほてるなどの症状が出たら熱中症のサインです。一時的に意識が遠のいたり腹痛などの症状が出る場合もあります。

筋肉痛や筋肉のけいれん
「こむら返り」と呼ばれる、手足の筋肉がつるなどの症状が出る場合があります。筋肉がピクピクとけいれん、硬くなることもあります。

体のだるさや吐き気
体がぐったりし力が入らない。吐き気やおう吐、頭痛などを伴う場合もあります。

汗のかきかたがおかしい
体温が高く皮膚を触るととても熱い、皮膚が赤く乾いているなどの症状も熱中症のサインです。

呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
声をかけても反応しなかったりおかしな返答をする。身体がガクガクとひきつけを起こす、まっすぐ歩けないなどの異常がある時は重度の熱中症にかかっています。すぐに医療機関を受診しましょう。

水分補給ができない
呼びかけに反応しないなど自分で上手に水分補給ができない場合は大変危険な状態です。この場合は、むりやり水分を口から飲ませることはやめましょう。すぐ医療機関を受診しましょう。

熱中症の予防・対策
「水分」「塩分」をほどよく摂ろう
喉が渇いていなくても、こまめに水分をとるようにしましょう。スポーツドリンクなどの塩分や糖分を含む飲料は水分の吸収がスムーズにでき、汗で失われた塩分の補給にもなります。

睡眠環境を快適に保とう
通気性や吸水性の良い寝具を使ったり、エアコンや扇風機を適度に使って睡眠環境を整え、寝ている間の熱中症を防ぐと同時に、日々ぐっすりと眠ることで翌日の熱中症を予防しましょう。

丈夫な体をつくろう
バランスのよい食事やしっかりとした睡眠をとり、丈夫な体をつくりましょう。体調管理をすることで熱中症にかかりにくい体づくりをすることが大切です。

日々の生活の中でも暑さに対する工夫をすることが大切です。普段の生活の中でも工夫や心がけで暑さをやわらげることができます。適度な空調で室内の温度を快適に保ったり、衣服を工夫することで熱中症の危険を避けやすくなります。また、日よけをして直射日光を避けましょう。自分のいる環境の熱中症危険度を常に気にする習慣をつけることも重要です。
今年の夏も一緒に乗り越えましょう。

 

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