アサーティブ・コミュニケーションとは② デジタルキャリアラボ 就労継続支援ブログ

 

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職場において、報連相(報告・連絡・相談)は大切なルールです。でも、報連相以前に、こんなことはないでしょうか?

◎頼まれると断れないタイプで、無理をしがち。
◎相談できるなら、苦労しない。
◎相手の気持ちを考えずに、自分の要求ばかり通してしまう。
◎社交的じゃないし、人と話すのが苦手。
◎上司(職員)とうまく話せないし、人と話すのが怖い。
◎自分のことばかりべらべら話してしまい、空気が悪くなる。
◎ついカッとなったり、自分の要求ばかり通してしまうことがある。などなど。

◆アサーティブ・コミュニケーションとは
「自分も相手も大切にして、自分の感情や要求を率直に、誠実に、対等に伝えることのできる自己表現の考え方と方法」

●社交的であることと、伝えたいことを適切に伝えられることは、分けて考えなければなりません。
●「本当に必要なこと、伝えたいと思っていることを、適切な言葉で伝えられる」というスキルや考え方です。性格ではなくスキルの問題ですから、トレーニングで身につけていくものなのです。

◆自分のコミュニケーションはどんなタイプ?
アサーティブでないコミュニケーションのタイプの典型例として、以下の3つが挙げられます。

①攻撃的タイプ(アグレッシブ)
攻撃的タイプはささいなことで腹を立て、相手の気持ちを配慮せずに自分の意見を一方的に主張するタイプです。相手からは疎ましく思われ、言っていることが正しくても聞き入れてもらえないことも少なくありません。
感情のコントロールの仕方を学ぶ必要があるでしょう。

②受け身的タイプ
相手から悪く思われることを恐れるあまり、言いたいことを伝えられないタイプです。攻撃的タイプの人から強く主張されると、たとえ無理な主張であっても、受け入れてしまいます。
真面目で責任感が強く、「頼まれた仕事を断れない」「他の人に仕事を手伝ってほしいと言えない」のがこのタイプの特徴です。

③作為的タイプ
相手に対する自分の不満を、相手に直接言わずに、陰口や態度で伝えようとするタイプです。
攻撃的タイプのように自分の怒りを表だって示さないため、周囲からは冷静なように見えますが、気持ちは穏やかではありません。
「本当は自分の考えを率直に伝えたいのにできない」という性格の持ち主です。

◆アサーティブネス・トレーニングについて

~~ アサーティブネスを支える4つの柱 ~~
誠実: 自分自身に正直になることで、相手にも誠実になれる
率直: 遠回しではなくストレートに、相手に“伝わる”言葉にする
対等: 上から目線でも卑屈でもなく。態度も心の中も対等に向き合う
自己責任: 言った責任、言わなかった責任は、自分が引き受ける

①まず自分に向き合う
「自分が本当に求めていること」がいったい何なのか、そこに繰り返し戻ります。このときのNGワードは、「ちゃんと」「きちんと」です。
「具体的に伝える」というのは、アサーティブネスの基本の1つで、例えば褒めるときにも具体的に褒めることがポイントとなります。

②ロールプレイ
ロールプレイを通して、「相手に伝わりそうか」「相手と対等なスタンスで向き合っているのか」をチェックしつつ、「これがほんとうに自分の伝えたいことなのか」「解決したい問題なのか」も確認していきます。こういった繰り返しを通して、自分が本当に求めていることを、率直に、誠実に、対等に伝える技術を磨いていくのです。

③「NO」の伝え方の工夫
アサーティブネスでは、時に「NO」と言うことも大切だと考えます。アサーティブなNOは、境界線を引くことです。今日は無理だけど、明日なら大丈夫、などという形で、境界線のあちら側はできないが、こちら側はできるという意志を伝えるのがNOになります。

◆まとめ
本当に自分が伝えたい大切なメッセージを、シンプルかつ具体的に分かりやすく伝え、その上で、相手と会話のキャッチボールをしながら、一緒に問題解決をするのが、アサーティブネスのコミュニケーションスタイルです。その際に最も大切なことは、相手を見下すことなく見上げることもなく、対等な姿勢で向き合うことです。


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